さよならのかわりに

最後の乳歯が抜けたような感覚がある 愛について 今は女性を女性として抱きしめたいとも仲良くなりたいとも思わない ミソジニーになったわけではないので人類愛はあるけれど、性的な思いは乳歯と一緒に屋根の上に投げ捨ててしまった 子供の頃、漠然と自分も…

東京の風、未来の記憶

最近、未来のことを考える 例えば年老いた自分が夕日の沈む瀬戸内海を見つめて流す涙とか、例えば自分が死ぬ日の空の色とか どこまで当たるかわからないけど、僕がこの世界を去る日が来ることはおそらく当たるだろう その日から遡ったとき、こんなに苦しい今…

さなぎになりたい

33歳になって、30%くらいは一人で生きていく人生も頭をよぎるようになって、老後も見据えた投資のことを調べたりしている。 「目指せ早期リタイア!FIRE!」 youtubeにはそんなタイトルの動画がたくさんあった。 確かに上手く行けばそんなこともできるのだ…

女の子と自然に手を繋ぐタイミングがわからない 本当にわからない 世の男子はどこでそのタイミングを習ったのか 僕が中学校を休んだ日の保健体育で説明があったのか 保健体育の教科書なら隈なく読んでいたはずなのに いつの間にか周辺の男子は女の子の手を自…

愛について

「前に話した友達以上に仲良くなりたいって話、考えとくっていってたけど、どうですか」 「ないです」 そんな会話があった帰り道、ラーメンを3人前くらい食べて、伸びきって腰のなくなった麺に自分を重ねて、半額になったおはぎを買って家に帰りました。 帰…

エクスペクト・パトローナム

広島で花を愛するおじさんになれる可能性はあるのか、いわゆる転職エージェントと面談してみました。 面談したキャリアコンサルタントは横文字を多様するタイプで、いきなり「要件はファジー」とかいいだすので、僕は(なんでファジーネーブルの話をしてるん…

親知らず

親知らずが生え始めました。 東京に来て半年、相変わらず一人ですが、右上の奥歯の先には新たな生命がうごめいています。 最近鏡を見て、静かに、でも確実に老いを感じるなかで「自分はまだ生きている、成長しているんだ」と少し嬉しい気持ちになりました。 …

金と欲望の狂った街

3月は降り積もる雪に埋もれて死んで、誰も助けに来ずに倒れてる間に36協定を超えていたらしく、僕の死は今後語り継がれることになりました。 狂った会社だとは思うけど、残業代がちゃんと出ることと、僕の死を隠蔽しないところはフェアな会社だと思いました…

禁断の果実

仕事しすぎて変な脈になって過労死ってこうやってなるのかと思った金曜の夜、死ぬ前に無性に中華が食べたくなった。 そういえば大阪の友人が神奈川に来てると聞いていたので、誘ってみたらトントン拍子に横浜中華街で中華を食べることに。 行き先の中華料理…

思い出は重いで

去年の年末くらい、突然会ったことのないフォロワーの方からDMが届いて「今から渋谷で飲みませんか」といわれました。少し悩んだけど、こういうのを求めて東京に来たところもあるので、気付いたら駅へと走っていました。 渋谷駅に着いてすぐ『マスクを外そう…

年末死にかけてたお母さんが生き返りました。 一番ひどいときは一日中ずっと寝ぼけてる状態で、電話しても途中から「あうーあうーあー」しか話せなくなったりしてたのですが、数値も良くなり、夜に眠るために処方された安定剤が効きすぎてただけみたいで、昨…

ネガティブな意味ではなく、ニュートラルな意味で、人生について思い残すこともやりたいこともないなと思う。 希望も野望も願いもなく、ただ時間だけが過ぎていく。 病んでるわけではなく、純粋にそう思っている。 ゲームを買ってもチュートリアルで心がつい…

2020年、年の瀬、持病のある母が入院していて、2割くらいは覚悟してます。 人はいずれ死ぬし、抗うことのできないことは世の中にあるけども、自分は母を心の底から愛しているので、いずれそのときが来たとき、それに向き合って耐えられるか、少し怖い気持ち…

雪の降る町

雪の降る町で除雪し続けるのにも少しずつ慣れてきました。 現実でも2ch伝説のオフ会の話でもないです。仕事の話です。 リモート勤務で寝ても覚めても仕事しかしてないので、当然夢も仕事の夢ばかり見ます。 最近驚いたのが、IPPONグランプがTVで流れてる状態…

ニュートラルになりたい

東京での仕事はとにかく忙しくて、例えるなら雪の降り続ける街で、雪の結晶を組み合わせてテトリスをしてる気分になります。 何言ってるかわからないと思いますが、僕も何言ってるかわからないです。 そんな感じです。 今日も17:30にレトルトカレーに生卵入…

旅に出たい

32歳になりました。 いま時点で考えてることをちょっと書きたいと思います。 32歳、もう完全に大人だといえる年齢になりました。 とはいえみなさんも思ってるかもしれませんが、大人といっても子どもが年齢を重ねただけで、何か感慨深いものがあるわけでも…

クリープハイプが聞こえない

「若者には聞こえるけど、大人には聞こえない音」 モスキート音という音があります。 確か小学生か中学生くらいの頃にTVでその話をやってて、流れてきたモスキート音を兄と自分だけが聞きとれた記憶があります。 さっきそれをふと思い出して、ネットでモスキ…