エクスペクト・パトローナム

広島で花を愛するおじさんになれる可能性はあるのか、いわゆる転職エージェントと面談してみました。

 

面談したキャリアコンサルタントは横文字を多様するタイプで、いきなり「要件はファジー」とかいいだすので、僕は(なんでファジーネーブルの話をしてるんだろう)と思いました。

 

といっても僕も今は似たような仕事をしているので、負けじと「それがビジョンなんで」「フックしますね」と無駄に横文字に変えて会話していたら、ハリーポッターの魔法対決みたいになりました。

 

魔法対決を終えて(広島で見える案件を聞いて)、僕は転職した7年半前のことを思い出しました。

 

地元の金融機関、安定と世間体はあるけど、定年まで同じ地域で同じ仕事の繰り返し。その窮屈さから25歳の僕は刺激を求めて外に出ることを選びました。

  

そして32歳になって、変わり果てた世界で広島の案件を聞き、僕が抱いた感想は(スケール小さいし、ワクワクしないなぁ)という、7年半前と同じものでした。

 

そう考えると、今の仕事は一応グローバル企業内で、まだ世の中にない仕組みやビジネスを生み出そうとしており、7年半前になりたかった姿、行きたかったポジションに少しは近づけてるのではないかと感じました。

 

1000人以上いる分野を1人で担当してる今の体制は明らかにおかしいですが、それだけ自由な裁量でやらせてもらってるのも事実で、広島で原付に乗って雑談して紙に判子を押してもらうだけの人生と比べたら、振り幅はエグいけど貴重な経験をさせてもらっていると少し思えるようになりました。

 

そう思えただけでも、魔法対決をした価値はあると思うし、結局70%くらいは今の仕事を続けてみようかなと思っています。

 

一応、履歴書を元に可能性ありそうな企業を探してもらうようにヴォルデモートに頼んでるので、その結果を待ちつつ、広島に戻る可能性は30%くらいです。

 

とはいえ、両親の体調も心配なので、今の会社のまま関西に戻る可能性が60%くらいです。

 

東京生活はきっともっと魅力的で、コロナの中でさえ何回もワクワクするような経験が出来ました。まだまだ会いたい人や仲直りしたい人もいっぱいいるのですが、オリンピックがどうなるか決まるくらいには、自分の中でもどうするか決めたいと思っています。

 

ひとまず直近の予定は、自殺をほのめかすブログを最後にSNSの更新が途絶え、正直死んだと思ってた友人から「暇だから会おう」と連絡がきたので、会いたいと思ってます。東京は魔法都市なので、死者からでも連絡は来るし、生きてたときみたいに普通に会えるみたいです。

 

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